京料理「木乃婦」3代目主人から学ぶ・第３回
日本人の心をつなぐ「ご飯」

おかずが一緒だからおいしい 和食になくてはならないご飯 日本人の主食はお米。当たり前のように給食でも、炊き立ての白ご飯を出していますね。みなさんはそれぞれに、「私はコシヒカリの中でもやっぱり富山や新潟がいい」「丹後の軟質のやわらかく炊ける方が好き」「やわらかいミルキークイーンが好み」など、こだわりの品種や炊き方がありませんか。   私たちがおいしいと感じている白ご飯ですが、外国人に出したら、「味がない。こんなにおいしくないものはいらない」と言われてしまいます。食通の日本人には、白ご飯と赤だしが喜ばれますが、外国人は真逆で、炊き込みご飯でないとうけません。