2023年10月16日 10:00 am
給食に欠かせない食材の一つ「キャベツ」。一年中手に入る便利な食材ですが、旬やその特徴、生産者の思いを感じることで、もっと調理の幅が広がります。今回は、一大産地である愛知県田原市のJA愛知みなみを訪問し、青果農産部の石井佑樹さんと、代々からこの地域でキャベツ作りを行う小林篤史さんに話を聞きました。(わんぱく子どもの食事研究所所長 佐橋ゆかり)   愛知県田原市は、愛知県の南部、渥美半島に位置します。南に太平洋を臨むこの地域は、暖流の影響で冬も暖かく、年間平均気温はおよそ16度。この温暖な気候がキャベツ作りに適していて、特に冬から春にかけて、全国の消費地に出荷されています。   訪れたのは、キャベツの収穫が行われている12月。青空が広がる天候ですが、風が強くてとても寒く感じます。「この強い風も、キャベツがおいしくなる要因なんですよ。この地域は、日照時間が長く、気温が高い。風がしっかり吹くので、体感としては寒いですが、風があるため霜でキャベツが痛むことはありません。甘くておいしく育つ自然条件が整っている土地なん

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