2023年11月6日 12:04 pm
2023年11月に出荷される野菜について、農林水産省が主産地などから聞き取りを行った「生育状況及び価格の見通し」をお伝えします。
※対象は東京中央卸売市場に出荷される野菜
■今後の生育、出荷及び価格の見通し
品目 | 11月価格 平年比 |
生育状況 | 今後の全体的な出荷数量の見通し | 主産地 |
だいこん | 【前半】高値
【後半】→ |
・千葉県産:生育が順調 ・神奈川県産:生育が遅延傾向 |
【前半】平年を下回る見込み 【後半】平年並みとなる見込み |
千葉66% 神奈川19% |
にんじん | 高値 | ・千葉県産:生育が順調 ・北海道産:残量が少ない |
平年を下回る見込み | 千葉:56% 北海道26% |
はくさい | 【前半】高値
【後半】→ |
・茨城県産:生育が遅延傾向 | 【前半】平年を下回る見込み 【後半】平年並みとなる見込み |
茨城87% |
キャベツ | 【前半】高値
【後半】→ |
・茨城県産:生育が遅延傾向 ・他主産地:生育が順調 |
【前半】平年を下回る見込み 【後半】平年並みとなる見込み |
千葉48% 茨城23% 愛知16% |
ほうれんそう | → | ・主産地:生育が順調 | 平年並みで推移する見込み | 群馬45% 茨城29% 栃木10% |
ねぎ | 高値 | ・主産地:生育の遅れや細物傾向がみられる | 平年を下回る見込み | 秋田15% 茨城15% 千葉12% |
レタス | → | ・茨城県産:生育が順調 ・長崎県産:生育が遅延傾向にあるものの、大幅な出荷数量の減少は見込まれない |
平年並みで推移する見込み | 茨城58% 長崎9% |
きゅうり | → | ・主産地:生育が順調 | 平年並みで推移する見込み | 群馬25% 埼玉24% 宮崎22% |
なす | → | ・主産地:生育が順調 | 平年並みで推移する見込み | 高知56% 福岡15% |
トマト | 【前半】高値
【後半】→ |
・千葉県産:小玉傾向に加えて前倒し出荷となっている ・愛知県産:歩留まりの低下が見られる ・熊本県産:生育が順調、11月中旬以降に出荷が増加する見込み |
【前半】平年を下回る見込み 【後半】平年並みとなる見込み |
熊本34% 千葉16% 愛知13% |
ピーマン | 【前半】高値
【後半】→ |
・茨城県産:樹勢の低下に加え、生育が遅延傾向 ・他主産地:生育が順調 |
【前半】平年を下回る見込み 【後半】平年並みとなる見込み |
茨城46% 宮崎20% 高知12% |
ばれいしょ | → | ・北海道産:収穫及び貯蔵が完了 | 平年並みで推移する見込み | 北海道99% |
さといも | → | ・主産地の一部:小玉傾向だが、出荷数量の減少は見込まれない | 平年並みで推移する見込み | 埼玉68% 愛媛11% |
たまねぎ | 高値 | ・北海道産:歩留まりの低下に加え、小玉傾向 | 平年を下回る見込み | 北海道98% |
*価格の「→」は、「平年並みで推移する」ことを示す。
*価格の「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が90%以上、110%以下であることを示している。
*主産地の「%」は、昨年同月の入荷シェア率
参考:東京中央卸売市場における指定野菜の価格における平年比
青果卸売市場調査
■今月は月の後半に価格が落ち着く見込み!
月の前半は価格が平年よりも高くなる野菜が多い見込みですが、後半は出荷数量が徐々に回復し、価格も平年並みに戻る品目が多くなる見込みです。
今回は、その中でも前半・後半を通して平年並みの価格となりそうな、栄養豊富な「ほうれん草」を使った一品を紹介します。
<ほうれん草のツナ酢和え>
- ほうれんそう 40g
- にんじん 5g
- ツナ油漬缶 5g
- 酢 1.2g
- ごま油 0.2g
- しょうゆ 1.2g
- 砂糖 0.8g
- ほうれん草を2cmに切ってゆでる。
- にんじんを細切りにしてゆでる。
- 1、2とツナを酢、ごま油、しょうゆ、砂糖で和える。