2025年6月2日 1:05 pm
2025年6月に出荷される野菜について、農林水産省が主産地などから聞き取りを行った「生育状況及び価格の見通し」をお伝えします。
※対象は東京中央卸売市場に出荷される野菜
■今後の生育、出荷及び価格の見通し
品目 | 6月価格 平年比 |
生育状況と出荷の見通し | 今後の全体的な出荷数量の見通し | 主産地 |
だいこん | → | ・青森県産・北海道産:低温により生育がやや遅れている ・千葉県産:出荷の中心から外れてきているが、残量がある |
平年並みで推移する見込み | 青森54% 千葉24% 北海道11% |
にんじん | → | ・千葉県産:冬季の低温・少雨の影響により生育遅れが見られていたが、4月以降の適度な降雨と気温の上昇により回復傾向 ・北海道産:低温の影響により生育遅れがみられているが、大幅な出荷数量の減少は見込まれない |
平年並みで推移する見込み | 千葉68% 茨城12% |
はくさい | 安値 | ・主産県:気象条件が良いことから生育は順調 ・茨城県産:出荷の中心から外れてきているが、残量が多い ・全体として大玉傾向 |
平年を上回る見込み | 長野53% 茨城30% 群馬16% |
キャベツ | 安値 | ・千葉県産:冬季の低温の影響により播種が遅れ、生育がやや遅れている ・茨城県産・群馬県産:生育は順調 ・全体として大玉傾向 |
平年を上回る見込み | 千葉37% 茨城26% 群馬19% |
ほうれんそう | → | ・主産県:生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 群馬45% 茨城23% 栃木20% |
ねぎ | → | ・主産県:適度な降雨と気温の上昇により生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 茨城61% 千葉19% |
レタス | 安値 | ・主産県:4月から5月の温暖な気候と適度な降雨により生育は順調 ・全体として大玉傾向 |
平年を上回る見込み | 長野73% 群馬22% |
きゅうり | → | ・主産県:生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 群馬25% 埼玉24% 福島17% |
なす | → | ・主産県:生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 高知27% 群馬22% 福岡16% 茨城10% |
トマト | → | ・主産県:生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 栃木21% 熊本18% 愛知12% 千葉11% |
ピーマン | → | ・主産県:生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 茨城70% |
ばれいしょ | → | ・主産県:生育は概ね順調 | 平年並みで推移する見込み | 長崎45% 静岡19% 茨城13% |
さといも | 高値 | ・鹿児島県産:11月の豪雨の影響により定植が遅れ、生育が遅れていることに加え、小玉傾向 | やや平年を下回る見込み | 鹿児島47% 宮崎15% 千葉11% |
たまねぎ | 高値 | ・佐賀県産:冬季の低温・干ばつの影響により生育が遅れていることに加え、小玉傾向 ・兵庫県産・香川県産:生育は順調 |
やや平年を下回る見込み | 兵庫31% 佐賀30% 香川12% |
ブロッコリー | 安値 | ・主産地:春の低温の影響により生育遅れが見られていたものの回復傾向 | 平年を上回る見込み | 長野28% 北海道25% |
*価格の「→」は、「平年並みで推移する」ことを示す。
*価格の「平年並み」とは、平年(過去5か年平均)との比率が90%以上、110%以下であることを示している。
*主産地の「%」は、昨年同月の入荷シェア率
参考:東京中央卸売市場における指定野菜の価格における平年比
青果卸売市場調査
■今月の注目は、きゅうり!
今月は、はくさい、キャベツ、レタス、ブロッコリーが平年と比べて安値となる見込みです。
今回は、その中から「キャベツ」を使用した、家庭にあるもので作れるコールスローサラダを紹介します。
<コールスローサラダ>
- キャベツ 40g
- にんじん 10g
- 酢 1g
- 油 0.6g
- 塩 少々
- キャベツとにんじんをせん切りにしてゆでる。
- 酢、油、塩を混ぜ合わせる。
- 1、2を混ぜる。