2018年11月2日・3日

内容

給食を”スマホ”で上手に撮影! 効果的な食育を目指しましょう!!

講師

山岸代里子 氏

会場 アワーズイン阪急 会議室
参加人数 4講座 各32名 主催 株式会社アドム

昨日、東京都大井町のアワーズイン阪急にて【スマホで魅せる給食撮影セミナー~効果的な食育を目指そう!~】を開催し、たくさんの方にご参加いただきました。

保育園ではいろいろな食育活動が行われていますが、低年齢の子どもにとって、一番効果的な食育は「食べる体験そのもの」。給食は、まさに「食べる食育教材」です。

保育園では、子どもたちの正しい味覚と嗜好、そして食習慣の基礎を育むために、料理1品ごとに、意図を持っていろいろな工夫を施しています。

今回のセミナーでは、プロのカメラマンをお招きして、給食の写真をキレイに撮る!ということだけでなく、料理の意図を引きだす撮影の方法を学びました。セミナーは、演習を中心に、グループで楽しく学びました。

セミナーの冒頭では、実際に給食を食べる子どもだけでなく、保育士さん保護者に知って欲しい「料理に込められている意図」について共有しました。

給食を通して伝えたい事は

  • 健康な食事構成(主食・主菜・副菜)
  • 子どもが食べることができる量
  • 健康のために摂取すべき野菜の量
  • 使われている食材の種類と量
  • 子どもにとって食べやすい料理の組み合わせ
  • 子どもの咀嚼・嚥下の発達に合わせた材料の切り方の工夫
  • 子どもの食欲を掻き立てるいろどり
  • 時期ならではのおいしさを味わう「旬の食材」
    など、たくさんあります。

 

演習では、具体的に

  • 料理をキレイに撮るコツ
  • 料理の意図が伝わる盛り付け・配置をする
  • インスタグラムのを活用して、「おいしさ」が伝わる加工技術を学ぶ
  • インスタグラムにアップして、給食写真を保護者に公開する
    という流れで学びました。

 

最初は、保育園のおやつ(ドーナツ)を撮影対象として、「ひかり」の捉え方、反射のさせ方など、基本的なところ。

次に、3~4人で1組のグループに分かれて、実際に盛り付けられた保育園給食を見ながら、意図を引きだす配置について検討。

その後に、プロのカメラマンによる、配置と撮影のデモンストレーションを見て、各自で撮影を行いました。

画面に、保育園でよくある失敗例(画像)が映し出されると、「これこれ!!」と皆さん反応。先生から、対応策を聞いて、大きくおなずく方がたくさんいらっしゃいました。

それを活かして、写真の加工を実践。みなさん、とっても真剣でした。

 

そして加工の後は、インスタグラムアップ!

戸惑いながらもみなさん、楽しみながら実践しました。

今回の講座は4回開催しましたが、土曜日の午前中は、とっても参加者が少なかったため、プロのカメラマンに記念撮影をしてもらいました。

どの回も。参加者通し、食育の等の話で盛り上がるなど、活気にあふれた、とても楽しいセミナーでした。

今回のセミナーは、効果的な食育教材を作成する技術が身に付く、役立つ内容だったので、他の地域でも開催したいと思っています。

右 カメラマン山岸先生

参加者の声

  • 給食の撮影は上から撮ることしかしていなかったので、「○○が主役」といったメニューの紹介、写真の撮り方があることを学べたのが大きかったです。周りの方といろいろな情報を共有できて本当に楽しかったです。
  • 料理写真の撮り方を知って、栄養士としてスキルアップできた気がして大満足です。これからいつもと違う写真が撮れそうでワクワクしています。他の園の方のお話を聞いて気持ちが楽になりました。
  • 写真を撮る前の工夫、グループディスカッション、インスタグラムが費用をかけずに使えることなど、たくさん知ることが知ることができました。
  • 給食が一番の食育ということ。写真で保護者に食育ができるということなど、いろいろ学ぶことができました。
  • 若い人というイメージのインスタでしたが、とても勉強になりました、同じ料理でも見え方が違うこと、見せ方次第で、より意図を伝えられることを知りました。
  • 写真を撮る時に配置について、実践的に学ぶことができました。
  • 基本の配膳に拘らず、意図を伝える配膳、撮り方の食育効果を実践して学ぶことができました、是非取り入れたいです。
  • 今までにないセミナー。時代に合っているセミナーでとっても楽しく学ぶことができました。