日本人の食事摂取基準(2020年版)
日本食品標準成分表2020年版(八訂)の対応
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が2020年4月1日より適用され、それに伴って、厚生労働省子ども家庭局保育課長より「児童福祉施設における『食事摂取基準』を活用した食事計画について」も各都道府県等に通知されました。
「日本食品標準成分表」2020年版(八訂)が 文部科学省より2020年12月25日に公表されました。日本食品標準成分表は文部科学省が調査・公表している食事の栄養量を計算するために必要となる、食品成分の基礎データです。今回は、2015年版以来5年ぶりに全面的に改訂されました。
わんぱくランチにおきましては、それらへの対応が完了し、お使いのシステムに反映させるためのバージョンアップCD等を保守加入ユーザーさまに順番に配布しております。
日本人の食事摂取基準(2020年版)
日本食品標準成分表2020年版(八訂)の概要
<日本人の食事摂取基準とは>
- 厚生労働省が策定
- 国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防を目的として、エネルギー及び栄養素の摂取量の基準が示されたもの
- 学術論文及び入手可能な学術資料を最大限に活用し、科学的根拠に基づいて5年ごとに見直される
- 給食におけるエネルギー及び栄養素の目標量を設ける上で最も基礎とすべきデータ
<日本人の食事摂取基準(2020年版)の改訂の主なポイント>
- 食塩相当量:基準が下がりました。生活習慣病の予防から摂取を控えましょう。献立では調味料の使用量を減らしましょう。
- カリウム:3-5歳児において今までの「目安量」よりも値が高い「目標量」が新たに設けられました。ナトリウムの排泄を促します。献立では野菜などの使用量を増やしましょう。
- 食物繊維:3-5歳児において「目標量」が新たに設けられました。多く摂取することは便秘の改善に効果があります。献立では食物繊維を多く含む食品を積極的に使用しましょう。
<日本食品標準成分表2020年版(八訂」の改訂の主なポイント>
- 冷凍、チルド、レトルト等の形態で流通する調理済食品の充実<
- 炭水化物の細分化
- エネルギー計算方法の変更る
- 2016年以降公表した追補成分表等の改訂内容の統合・整合化