2022年8月15日 12:00 pm
メディアで毎日のように取り上げられるのが、「食と健康」の話題です。健康志向が高まる一方で、過剰に演出された内容や、誤った情報を鵜呑みにしてしまうことも少なくありません。改めて、情報を見極める力や、正しい情報発信を行う大切さが問われている今、給食担当者として「根拠に基づいた科学的な考え方」を身につけて、保育士や保護者と連携し、子どもたちに健康な食事を提供していきましょう。今回は、注目を浴びる「精製度の低い穀物」をテーマに、私たちが耳にする情報が本当に正しいのか、佐々木敏先生と一緒に考えていきます。(わんぱく子どもの食事研究所所長 佐橋ゆかり) Q. 給食に関わる私たちは、子どもたちに日々健康な食事を提供したいと考えています。健康に関する情報が溢れる今、改めて健康な食事とは何なのか、教えてください。 A. 何を持って健康というのかは、人によって違います。元気でいること、長生きすること、おいしいものをおいしいと食べられること、太らないこと。一体何が健康なのでしょう? 健康は広い概念です。ほんわかしたものに対して、あまり細かいことをいうわけにはいかないですね。もし、もっと正確な情報について尋ねられたら、「寿命を5年延ばすには」「血圧を2ミリメートル水準下げるには」など、健康という言葉の前に「何について」をつけること。そ
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Categorised in: 子どもの健康